2018年2月1日木曜日

『松本人志 実はツッコミの天才説』


ほとんどの人は松ちゃんがツッコミの天才だとは気付いていない。
それはボケがすごすぎるのとツッコミは浜ちゃんに任せてボケに徹しているから
気付かれにくいのだ。
だがごくたまにテロップにも出ない松ちゃんのツッコミが存在する。
松ちゃんがツッコんだとき浜ちゃんがケラケラと笑っている、それがその時である。
一番の例が昔のガキの使いのトークで(前後の話は忘れたが)
浜ちゃんが『チンパンジー。』
というのを『チンパンジ。』とのばさず言ったのだ。
間髪入れずに松ちゃんが
『どんな子供やねん!』そして浜ちゃんがケラケラと笑った。
そのやり取りは本筋の話と違うためすぐに本筋の話に戻っていった。


このすごさがわかるだろうか?

フリートークで本筋の笑いを創っている会話の最中に浜ちゃんの何気ない言葉を拾い
間髪入れずに一番面白い言葉でツッコむ。
一切ボケていないのである。
さらにすごいところはツッコミむ言葉自体がボケでもない通常のツッコミでもない言葉で笑いを創っているのである。
『チンパン児』
『どんな子供やねん!』
この笑いがわかる人は島田紳助がイメージ出来ん奴は紳竜の漫才はわからんと言っていたことと同じである。
イメージ出来る人にとってはこのやりとりは大爆笑である。
そしてすごいと感動するのである。だから子供には分かりにくいしイメージの乏しい人には面白さがわからないのである。

『チンパン児』
『どんな子供やねん!』
一般の人は浜ちゃんのゴリラの合成写真を見て笑う。
しかし松ちゃんはこの瞬間にイメージをして浜ちゃんを笑せる。


実はこのやりとりの笑いは全く新しい笑いなのである。
普通の会話の中にある言葉をその笑いにできる言葉を見つけ創造を掻き立てられる言葉で瞬時に返す。
それを松ちゃんは一人でやって成立させているのである。
ニュートンが日常にある出来事から万有引力という真実を見つけるが
松ちゃんはさらにそこから笑いを創造する。
『笑ってはいけない』や『すべらない話』などがそれを実証している。

松本人志 本当はツッコミの天才なのである。